現在の株式会社JTBの前身であるジャパン・ツーリスト・ビューローが、外国人旅行の誘致・斡旋を目的に創立されました。
翌年には、国内で神戸・下関・横浜・長崎、海外でも主要都市30ヵ所に次々と案内所を設置。事業を拡大しました。
機関紙「ツーリスト」の発行開始。英語と日本語で編集されており、国内外に広く配布されました。
こちらの写真はポルトガルの老舗旅行会社ABREUより寄贈された1934年発行の冊子。外国人向けに日本を紹介する英文記事や、日本人向けに和文の国内旅行記などが掲載されています。
和英両文併記、通用期間3ヵ月、いつでも途中下車可能など、外国人観光客に配慮した「外人用切符」の販売を、東京案内所にて開始しました。
日本初の訪日外国人向けパッケージ旅行として「サンライズツアー」の販売をスタートしました。
JTB内でインバウンド事業を展開してきた国際旅行事業部が分社化され、JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が誕生しました。業界トップの実績が培った訪日外客のおもてなしノウハウを引き継ぎ、外国からのお客様を日本へお迎えするという元来のミッションをコアビジネスに、事業を展開することとなりました。
同じJTBグループでアジア市場を中心にインバウンド事業を展開する、株式会社JTBエイティーシーと合併しました。こうしたネットワーク連携とアジア圏での戦略強化により、JTBGMTは、日本と世界の交流をさらに促進するための環境づくりを進めています。
1964 年の発売開始以来、のべ 800 万人以上の外国人のお客 様をお迎えしてきました。運行開始当初の復刻版周遊ツアーを60周年記念商品として発売。サンライズツアーでは「旅行者」、「地域・コミュニティ」、「旅行会社」の共創による持続可能な新しい観光の実現をめざし、世界中から日本に訪れる外国人観光客と地域の架け橋になれるよう次の10年に向けて歩み続けます。
日本の外国人誘致(インバウンド)ビジネスの歴史は、そのままJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が歩んだ歴史でもあります。
1912年、外国からのお客様を日本へお迎えするという役割をもって、JTBの歴史がスタートしました。それから、私たちJTBGMTはその元来のミッションをコアビジネスとして事業を展開しています。